イソプロピルメチルフェノールは殺菌、抗菌成分です。防腐剤としても使われることがあります。ニキビや肌荒れ皮膚炎に用いられる成分ですが、歯磨き粉にも使われています。
強力な殺菌力
ほかの有機物が共存しなければ、フェノールやクレゾールよりも殺菌力が強い成分です。蒸れる股間では細菌が大量に発生している可能性がありますので、夏場の陰嚢湿疹(陰金)のかゆみ予防に効果があるかもしれません。
刺激が強い
ただ、傷口には刺激が強く、また水に溶けにくい成分なので、かきむしってしまったときの傷口の消毒には適していません。
注意点
また、皮膚にはたくさんの細菌が存在していますが、イソプロピルメチルフェノールのような殺菌剤で多くの菌が死滅してしまい、それが慢性的に続くと菌が耐性をもつようになる「耐性菌」という殺菌成分が聞かない菌を生み出す原因になるそうです。